霧の中から現る。

2年越しの計画。紅葉に囲まれる久留里城の写真撮影。場所はかなりマイナーと思われるここだ。千葉県君津市の久留里城すらかなりマイナーなお城かと思われる。
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朝の3時ごろから待機をしていたが、霧が深く出ていて星グルなどは撮れそうになく、久留里城の場所すら分からなくなったので、日の出まで待つことにした。

君津の辺りは、冬になると山々に霧がかかる日が多くなる。このように、山にレンズを向けて光が来るのを待つ。この間にコンビニで買っておいたパンで朝食を済ます。
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お城のシルエットは見えるが、印象的な光はまだない。霧が上手く晴れるのだろうか?!…不安にはなる。
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この時期、右手の山から7時40分ぐらいに日が昇ってくる。海面からの日の出より1時間遅れだ。良い感じで霧が晴れ、お城の姿が見えてきた。
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若干の霧を残し、紅葉と城郭が見えて、青空が覗いてきた瞬間。200枚ほど撮ったうちの1枚。使えたのはこの写真だけだった。霧の中の幻想の世界から、紅葉という現実の世界に徐々に現れる日本建築の城郭。綺麗さと威厳の両立。久留里城が雨城と呼ばれる所以のシーンが撮れたのではないだろうか。来年からは紅葉と城と星を撮ることを目標にしてみよう。
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晩ご飯。少し宿泊があると、家のご飯が懐かしくなる。駅前のスーパーで金目鯛の刺身が安く手に入ったみたいで、炙りにしてから食卓に登場してきた。
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〆は牛すじ煮込みのトマトソースパスタ。絶景と美味い飯。良いことあるじゃないか!
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