撮り記・食い記

写真を撮ったり、美味しいモノを食べたり、キャンプや車中泊をしたり、日常の日記的記録です。時々ゲーム・サッカー。

タグ:岩

ゴロ岩がたくさん。

房総半島に行くはずが、SCWの予報では夜に雲が出るということなので、関東で唯一雲のない予報の伊豆半島東海岸に来てみました。南側が開けているのはここ「ベロバ海岸」しかありませんでした。ここは2年前に1回下見には来ていた場所なので、夜にいきなり来ても勝手が分かって安心でした。
奇岩がある海岸です。道路の後ろには旅館などがあって、1組のカップルがロマンティックに星空を眺めていました。2人のシャンプーの匂いにいろんなことを想像をしてしまったのは言うまでもありません。
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男性器のような岩の向こうに立ち昇る天の川。いろんな方面のご利益がありそうな景色です。この日は肉眼でも天の川が見えるぐらい夜空はクリアでした。
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ここは大きな岩の20mぐらい右側。
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砂浜ではなく中ぐらいの岩がゴロゴロと並ぶ海岸。こちらの方がベロバ海岸らしい景色だと思います。海の向こうに見えるのは爪木崎でしょうか。こんな綺麗な夜空を見ていたら早くお酒を飲みたくなりました。
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海岸にはこんな松の木があります。iPhoneでも木の右側に天の川が写っていることが分かります。風さえなければ絶景の天の川写真が撮れると思います。この後は道の駅 開国下田みなとで車中泊をしました。車中泊人口の多いこと、多いこと。車を止める場所を悩んじゃうぐらいでした。若者は駐車場で宴会をしていました。マナーのことさえ考えなければ、コロナのこんな時代に頼もしくも楽しそうなことでした。
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日蓮上人様のご利益。

千葉県君津市の仕事場の餅つきセットは凍りついていた。寒気がやってきている。
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仕事が終わった後は鴨川市小湊港近くにある小弁天と大弁天島の風景写真ロケハンに行ってみた。いつかの台風でやられた遊歩道の修復が終わったらしいので。
この辺りは鯛の浦遊覧船の観光施設があるので駐車場は全部が有料で1回600円程度する。ある駐車場に停めて係のおっちゃんにお金を渡そうとすると、「お兄さんどこ行くの?釣り?」「小弁天・大弁天です」「それだけなら港に停めちゃいなよ、釣りの人みんな停めてるから」と漁港の方に停めさせていただいた。前回来た時もここに停めた覚えがあった。おっちゃん、ありがとう。
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漁港の南側から遊歩道に入る場所がある。
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こんな感じの岩場を見ながらの遊歩道が続く。
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と、そこでお腹のゆるい僕にとてつもない便意が襲ってきた。遊歩道の途中に日蓮上人が誕生したという誕生寺へと上る道があった。どうもこうもない。この道を行こう。おそらく一番近いトイレに向かって。
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ありがとうございます!間に合いました!これぞご利益です。
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気を取り直して強風の鯛の浦遊歩道を南へ進むと小弁天の前に着く。
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鳥居が設置してある岩の塊で、松みたいな植物がてっぺんに生えている。潮が引いている時ならば、岩場に降りていくことができそうだ。風景写真の大事なテーマとなりそうな雰囲気をみっちり持っている岩といえる。
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夕日が最も近づくのは冬至の時のようだ。今日とか良さそうだが、今日は時間がない。日の出とのコラボは無理そうだ。
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夏の天の川は東45度から…
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垂直…西45度まで絵になりそうだ。
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冬の天の川も西45度ぐらいまではコラボできそうだ。いいぞ、小弁天、来年の夏まで待っててね!
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島の裏側には展望ベンチとテーブルが2基設置されている。お弁当なども食べられる。ここで星を見ながらお酒を飲んだら美味いだろうな~
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展望所の東側から海岸に降りれる場所がある。行ってみよう。
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現在の潮位は1m25cmぐらいだろうか。
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この潮位なら大弁天島に近づくことはできそうだ。
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今日近づいたのはここまで。
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大弁天島の鳥居は北西の海の方角を向いているので陸からの写真的には大きな岩の小さな島と捉えた方が良さそうだ。近くまで行くと平らな岩が多くて潮溜まりもある。このあたりを写真素材にできるのかどうかがポイント。圧倒的素材の小弁天のついでに撮る価値があるかどうかという問題だ。
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夕日はこちらも冬至でのコラボが良さそうだ。
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天の川も東45度から…
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垂直まで絵になりそうだ。
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さて、帰り際に小弁天の前から大弁天島を振り向いて見てみた。
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手前の岩場・左側の崖を含めた海風景、これは構図をとれそうだ。
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天の川は相性が良さそうだ。
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どの角度も絵になりそうだ。ここはパノラミックな星景写真が撮れそうな場所だ。来年が楽しみとなったよ、これで。
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千葉の冒険は続く。

明日は君津市での仕事なので今日は前乗りして風景写真撮影を行った。南房総市の南端だけは夜に雲なし予想だったのでまずは「塩浦海水浴場」へと乗り込んだ。
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館山自動車道、君津SAのトイレ。物置きと鍵を兼ねた工夫品。日常でもこのようなアイデアを常に持っていたいなと思う逸品。
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真っ暗な写真で何も写っていないが、塩浦海水浴場に到着した途端に予報とは反して大量の雲が出現。30分海岸に立っていたが、晴れる様子が全くなかった。仕方なく車中泊地に移動しようと駐車場まで撤収したら急激に雲がなくなってきた。粘ると良いこともあるもんだ。急いで海岸まで戻ってサッと準備。
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見事な星空が現れた。この海岸は波食棚が南東に続く。オリオン座や天の川がその方向に出てくる場合に使える撮影場所である。駐車場が広く、そんなにメジャーな場所ではないのでひとり悠然と撮影が可能だと思う。しかし南房総の星空は暗くて良い。夏でも冬でも雲さえなければ安定的な星景写真が撮れる。冬の星空は星の色が大事かと思われるので、星部分はソフトフィルターを使用。
星空:17mm ISO6400 f2.8 ss15秒 20枚スタック 地上:ISO3200 f4 ss180秒 4枚スタック
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計画ではこの後小戸海岸での星空撮影だったが、SCW予報とは反して雲だらけ。日の出撮影&ロケハンも兼ねて朝撮影に切り替えて、磯笛公園の駐車場で車中泊とした。
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磯笛公園から「小戸海岸」は徒歩で5分以内。初めて訪れた海岸ではあるが、特徴的な岩が2つあった。南に向いているので星景撮影には適している場所だろう。
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岩と岩の間がオレンジ色に染まってきた。風が強くて完全なリフレクションとならなかったが、できる限りの長秒で水面を静止させてみた。夜明けの始まりである。
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そして日の出前、2分間ぐらい空がマジカルな色に染まってきた。いきなりだったのでどこで撮ろうか慌てて走り回ってしまった。
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左側の岩の左側には民家が見えるので俗っぽい。それを入れない画角と潮溜まりのリフレクションを考慮した結果こんな絵となった。シャッターを3回ぐらい切った後はこの色と雲は消え去っていった。しかし岩の向こうには僕より先にこの地にいる釣り人が見える。岩の向こうはどうなっているのだろうか。
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ということで右側の岩に登ってみた。そこはロックワールド。後ろも前もスフィンクスに囲まれた感じだ。カミさんに写真を送るとポケモンのイワーク祭りだという答えが返ってきた。釣り人はさらに遠くの岩で釣っているみたいだ。
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朝日を見つめるスフィンクスのよう。近景と遠景の深度合成を使用。ここにも千葉の秘境があった。
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小戸海岸には公園部分が存在してブランコなんかもある。直接の駐車場はないので、そこは注意が必要だ。
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小戸海岸から君津の仕事場へ向かう途中、君津の山中にはよく日本猿がいる。車でなく、徒歩ならばこいつ達には襲われる可能性もあるので要注意だ。
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まだまだあるな、千葉の秘境。

本州で最も遅いと言われる紅葉の写真撮影をしに、千葉県の「七里川渓谷」に行ってみた。亀山湖の南東に位置する小櫃川沿いの道を行く。
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ほとんどの道は車のすれ違いが困難な部分が多い細い道路である。
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いろんな場所にクルマが停まっている「白岩橋」というバス停付近で車を降りてみた。
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道路上の橋から見えたのは地層が見える白い岩。その壁面に紅葉樹が生えていた。橋からだと迫力がなく、千葉では珍しい綺麗な水の川がよく分からないので、河原へと降りる道を下ってみた。
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長靴を持ってくればもっと中まで入れたのだが、河原からすぐの部分は長い岩で浅瀬となっていた。なるべく河原を入れずに岩と紅葉のリフレクションだけになるように画角を工夫した1枚。岩壁の白さが影に隠れていなければもっと新鮮なカットとなっただろう。
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次なる目的地は「四方木不動滝」。四方木不動滝近辺の駐車場までの道のりは車道が非常に狭いので、四方木ふれあい館に自動車を駐車するように看板等に書いてある。10台ぐらいは駐車が可能だ。
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一旦、大きな道路に出てから不動滝入り口を左へと小さな道に入っていく。
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周りは相当のどかな農業地帯と山林だ。猪などの動物避けの電柵が設置されている。獣も相当出るのだろう。
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こんな細い道を登っていく。
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途中にはやはりすれ違い場所などがあるので、2台の観光客と思われる車とすれ違った。良いことなのか、悪いことなのか。
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ここが滝に近い駐車スペースだ。
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鳥居みたいな自然観察園の入り口を通ると、滝に降りる坂道となる。
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坂を降りる手前にひときわ立派な紅葉があった。四方木ふれあい館からここまで僕の足で16分。
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Googleの写真なんかで見る四方木不動滝写真はこの観瀑台からのものが素敵だ。僕が来た時は紅葉のピークが過ぎていたのだが、滝の右上にかかる楓が紅葉していれば、紅葉している樹々の中から少しだけ滝が見えるという紅葉に囲まれた滝となるようだ。なので、僕がここから撮った写真はボツ。
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滝壺面まで降り、浮き石を渡って川の対岸に来ると雌滝が見れる。ここまで来ると、案外滝の大きさにびっくりする。そしてやはりこの川の水も綺麗だ。夏にはヤマビルに注意することと、観光看板には書いてある。
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谷あいの午後にはなかなか良い光がなく、滝の上部に隠れる太陽を題材に写真を撮ってみた。
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紅葉と滝と太陽の光芒だけ目立たせて、他は闇の底へと沈んでもらった。なかなか幽玄な感じに仕上がったのでホッとした。紅葉たちがもう少し滝に近づいて生えていれば人もたくさん来ることだろう。が、僕が写真を撮るこの往復の間に見たこの滝への観光客は5組。平日なので誰もいないだろうと予測した僕が甘かった。写真撮影中に人去り待ちの時間が発生したのは久ぶりのことだった。四方木不動滝、けっこう人気があるんだね。
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絶景と遊び。

写真撮影のロケハンのために茨城県日立市の伊師浜にやって来た。どなたかのフォトコンテスト入賞作品で崖と海という鮮烈な光景を目にしたので、どこがそうなのかとロケハンに来てみた。

駐車場が難しい。ホテルやレストランの駐車場はたくさんあるのだが、一般の駐車場が見当たらない中、P2には公園来園者 ご利用者専用駐車場とある。よし、ここに停めて、行ってみよう!
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まずは海水浴場から。白い花と海はコラボできそうだけど、太陽や星と絡まない。
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これが伊師浜のマップ。海沿いの道を歩いてみよう。
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この辺りから海水浴場を覗ける場所がある。
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崖と海。ん~、こんなんだったかな?
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次は国民宿舎側の海岸。
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ここは入り江になっていて波も荒くてダイナミックな絵が撮れそう!
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オリオン座と冬の天の川も立つ。時期を狙えば素晴らしい絵が撮れそうだ。本日の候補地のひとつ。
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今日はこの辺りの北茨城が夜に晴れそうなのではるばるやって来たけれど、この15時の時点で少々怪しくなってきている。
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ウミウ捕獲場には何か崖的なものがあるかとドキドキしながら行ってみたけど「立入禁止」。だったら遊歩道とか作るなよ!と思う。
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で、このウミウ捕獲場立入禁止場の目の前。
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枯れ木が2本。
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冬の天の川と絡むね~。夜のこの場所は怖そうだけど、まあ候補地のひとつ。
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ウミウ捕獲場へのトンネルもコロナ感染対策で閉鎖中。崖と海感は皆無な散歩となっている。
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いろんな道があるが…
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スズメバチで立入禁止!今いるのか?!観光地なら駆除すべきでは?!とかであまり海側に出れない遊歩道だったのは報告すべきこと。次のロケハン地に向かってみよう!という気になる残念な観光地だった。
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小貝ヶ浜に来てみた。6台ほどの駐車場はある。
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いろいろ林の中を歩いてはみたが…朝日は北側の崎から出そうだ。
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南北の崎の間に…
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オリオン座が上がってきそう。駐車場は民家への影響もなさそうだし、候補、候補。
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夕日の写真撮影は捨てているので、夜にはまだ時間がある。もう1ヶ所の「東滑川ヒカリモ公園」へ行ってみた。スーパービバホーム シーマークスクエア日立店の向かい側に相当数駐車可能な駐車場がある。
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海に岩がある公園だということを誰かの写真で見たことがある。
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公園自体は子どもたちが遊ぶ遊具がある普通よく見る公園となっている。この坂を下っていくと…
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海岸には降りられないが、このような風光明媚な景色が広がる。この公園で遊んでいるキッズたちはこの綺麗さはなかなか分からないであろうが、幸運な場所で遊んでいることには間違いない。
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日の出撮影には1年中良さそうな場所。
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今日はオリオン座と冬の天の川もコラボできそうな方向と時間だ。
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ちょっとだけ場所を変えると、全く違ったアングルも捉えることができる。
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そして地図看板の「砂浜」とサラッと書かれている場所がフォトグラフィー的にはグッとくる景色だった。波で侵食された垂直の岩が切り立っている。
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ただ、この岩を綺麗に撮るには砂浜の左側奥から撮りたいのだが、完全に安全に奥に行けそうなのは23時。星空の岩を想像してワクワクしてきた。
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ところがっ!雲なしだったので、はるばるやって来た日立市だったのに、この時点でのSCWの雲予想は0時で快晴ではなくなった!東滑川ヒカリモ公園の駐車場で車中泊をしたのだが、オリオン座が昇ってくる0時には東の空は星が見えなかった。残念。まあ、自然相手なんだからこんなこともあるさ。
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気を取り直して、日の出写真撮影に挑戦。日の出前。しっかり雲があるのだが、太陽が絡んでくれば雲があった方がドラマチックな写真となる。太陽は岩と岩の間から出てくるはずなのだが、赤くなっているのはそれより北の方だった。
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波の動きを表現して、赤色の面積が多い部分を中心にした構図。左側の岸も画角に入れて、プチ窓枠構図に。夜明け前の赤と青は美しい。
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場所をちょい変えて日の出の太陽自体を捉える。
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かすかなオレンジが海と空を淡く染める今日の日の出。普段の僕の写真とは違う柔らかで優しい仕上げを心がけてみました。こういうの難しい!
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撮影終了後に見る公園の日の出風景。この遊具で朝夕遊ぶ子どもたちはやっぱり幸せだなぁ。
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