久しぶり。

陣馬形山での写真撮影を終えたら、地元の大学に通う次男とのランチの時間となった。お店は「梅庵」さん。伊那市でもなかなか有名なお蕎麦屋さんなので前日に予約をしておいた。

中央アルプスといくつかの桜を臨む農村の道路を車で上っていく。良いロケーションだ。
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そんな農村の中にある一軒家のお店だ。僕の到着は11時20分ぐらい。奥の第二駐車場を含めて既に車がいっぱい停まっている。しかも名古屋、大阪等の他府県ナンバーもズラリ。休日の梅庵は気をつけた方が良い。
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お店の外観はこんな感じ。自然の中にある落ち着いた佇まいのある古民家だ。
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内観はこんな感じ。和室にテーブル。広々とした店内だ。窓の外の縁側には行列ができている。
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まずは卵焼き(580円)。絶妙な火入れとおそらく蕎麦つゆであろう甘いツユの相性が抜群の逸品。色も健康的で綺麗だ。
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そして次は鴨のくわ焼き(1100円)。皆、食べてびっくりするこの一皿。これは鴨なのかと思う肉の芳醇さ。こちらの火入れも絶妙、焼き感とレア感が同居する。こちらの蕎麦つゆであろうタレがサラッとして肉に合う。もはやジビエではない。ああ、早く誰かの運転でこのお店に来たい。お酒が欲しすぎる!この金額なので是非お勧めしたい。
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前回訪問時に行者そばはいただいたので今回はもりそば(1100円)。ツユと塩が付いてくる。塩で食べるとしっかり蕎麦の香りが楽しめる。とはいっても蕎麦の香りというは微妙なので楽しめるお店自体が貴重だ。蕎麦ツユの方はふくよかでまろやかな味がして、風味が高い。美味い蕎麦湯がいただける。
蕎麦は十割。十割ではあるがしっかりコシ感がある。しかし、口に入れると香りとともに溶け出すという僕の大好きな打ち方だ。太めの行者そばでも溶け出す。やはり伊那に生まれたらこういう蕎麦が好きになる運命なのだろうか。
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ごちそうさまでした!10年前ぐらいだろうか。丹沢の塔ノ岳に登っていた時にこちら梅庵さんの店主さんと出会ってお話しをしたこともあるので、偶然の運命に懐かしくも感慨深いお店でもある。
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梅庵
長野県伊那市荒井内の萱7088-2


この後は1年4ヶ月ぶりに両親に会った。コロナ禍なので家には上がらず、家の縁側で距離を置いて小1時間ほどの会話。これが幸せというものであろう。両親はもちろん、そろそろ僕らもいつ落とすか分からない命。お世話になった人には、会える時には会っておかねば何の理由か分からないが急に会えなくなるのが現在の激動の時代だ。もう少しじっくり話しをしたそうだった母親を見ると、ちょくちょく来ることにしようと心に思う。両親と会食ができるようになるのはいつのことだろうか。
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