待てば必ずチャンスは来る。

昨日は雨で仕事のイベントが中止。そして今日の朝は冷え込む。ということは雲海出現条件にピッタリ適合するということだ。なので、君津市のネットカフェに泊まって、早朝に鹿野山に向かうことにした。その前に…。

久留里城址と紅葉と星を撮ろうと、その場所に行ってみたが、君津は濃い霧に包まれて20m先も見えない状況になっていた。ということは、この上空は澄んでいる。イコールこれが雲海だ!と鹿野山に向かった。久留里城は来年まで待ってね!
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途中に鹿に遭遇。千葉はキョンとか鹿が多いのだね。
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展望台に向かう途中はこのように霧が多い。だが、ある標高を超えると、この霧は一切なくなる。そこからの視界はクリアとなる。これが雲海(朝霧)の視認的条件だ。」
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展望台に到着。すでに5組ぐらいは車が停まっていて、下の駐車場は僕の分で満車だった。そしてこの日の夜はめちゃ寒かった。手袋や使い捨てカイロが役に立つ夜だった。しかし、足元が寒い。やはり冬の撮影にはウインターシューズが必要なのだと実感をした。被写体は雲海が出てる、出てる。四度訪問で初めての雲海である。
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夜は星景と星グルを撮ってみた。

100枚の星グル、比較明合成だ。雲海の色んな色が写るのが面白い。肉眼では捉えることはできない。
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静かな星景。ここ九十九谷はいつ来ても晴れていれば星は綺麗である。
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いよいよ夜明けである。上の展望台も含めたら、100人以上が集まっていてめちゃ賑やかな日の出となった。雲海の威力は物凄い。
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モノクロの前景からオレンジ色が上に上がってくる。
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こんな感じで谷に雲が溜まっているよう。
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太陽が昇ってきた。
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モノクロの雲海とピッカリオレンジ太陽の図。これだけでも、どこに続いていくのか分からない山々の連なりが面白い。
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これを予想していなかった。太陽が出てから30分後ぐらいに雲海の全てに陽の光が当たり、山々の樹々が雲海に影を落とすゴールデンタイムが来る。もっといろんな撮り方があると思う。これはとっさのシャッターだ。
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鹿野山を後にして亀山湖に回ってみたが、ものすごい量の霧と強すぎる太陽の光の強コントラストで絵にすることはできなかった。また来年に会いましょう。
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そして、この日からガスバーナーでお湯を沸かせばカップラーメンなどがどこでもすぐできることが分かったので、亀山湖畔で昼食としていただいた。この日が外飯車中泊が好きになる始まりの日である。
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鹿野山の雲海を初めて見た日となった。イベントは中止になったが、その原因となった雨よ、ありがとう!