それでも時は流れて行く。

今日の写真撮影旅行の目的地は長瀞の、みなの親鼻河原から見る秩父鉄道 荒川橋梁(親鼻鉄橋)のはずだったが、近くに行ったら台風の影響の増水で、河原には進入不可だった。
IMG_5375

そこで長瀞の岩畳にとりあえず行ってみることにした。
IMG_5376

埼玉県を代表する観光地である。初めて訪れた。
IMG_5384

まだ暗いうちの駅の近くの商店街を川の方に歩いていく。
IMG_5378

坂道を降りて河原に入ると目の前には暗闇に立ちはだかる大きな横長の岩が目に入ってきた。夜明けはもうすぐだ。星が見えるうちにその雰囲気を撮ろう。
IMG_5379

雲があったので、少し流して動きを加えて、悪魔出没的な絵を作ろう。さずがに明け方なので星の数が少なかったのが残念だ。
IMG_9150_R

夜が明けると長瀞岩畳はこんな感じの場所だ。ずっと続く結晶片岩と緑色の川が珍しい。そして静かで美しい。
IMG_5383

辺りが明るくなると、水鳥たちも遊びだす。
IMG_5382

遠近感と川の流れが分かる場所で日の出を待機したのだが、ここ長瀞は標高が高く周りの林も高いので、日の出は9時頃のようだ。その時の太陽は赤くなく、普通の太陽なので、この絵をどう料理しようかと考えた。
IMG_5380

長秒で明け方の少し赤くなった空の雲を流し、若干流れの変わるグリーンの川を動かし、手前の岩から奥の谷までのパースペクティブを作る。悠久の時の流れを表現してみた。それにしてもこの時期でも水際の撮影は寒い。2時間も外にいたら手袋が必要になるほどボタンが押せないほどのかじかみになっていた。
IMG_9161_R

僕は駅前のタイムズ(60分 400円)に駐車をしたのだが、明るくなって見てみると駅と川の間には1日500円駐車場が数多く存在した。夜ならば停め放題?そんな悪魔の考えが頭をよぎった。
IMG_5386

舟下りの船が大量に積まれている場所があった。書き入れ時には出陣していくのだろうが、このコロナ禍期はどうだったのだろうか。
IMG_5387

そうそう、テレビで見たことがある。秩父のB級グルメ「豚みそ丼」と「わらじかつ丼」。次回の訪問時には食べてみることにしよう。
IMG_5388

長瀞と今回の写真撮影旅を終わりにして、朝食をこの「寺坂棚田」でいただくことにした。
IMG_5393

埼玉県にある棚田地帯だ。かかしを見ながらパンを頬張る。
IMG_5392

ちょっとロケハンをしてみよう。駐車場沿いの道を上がると、右に入っていく遊歩道が整備されている。
IMG_5394

秩父のセメント工場をバックに臨む田園地帯が広がる。
IMG_5396

画角内に田んぼだけにして撮影も可能。
IMG_5398

鎌倉時代から続いているという棚田。
IMG_5397

東屋から少し上がった道路上からの景色。右奥の建物群が気になる。
IMG_9166_R

うん、工場と岩切の山そして田んぼだけのシンプルな画面。田植え時期の水が張られた時期には星のリフレクションも撮影できるのではないだろうか。夜景が映えそうな棚田であった。
IMG_9172_R

本日の相棒。厚木PAにて。
IMG_5399